東京マーケットダイジェスト・21日 円安・株高

ドル円:1ドル=150.36円(前営業日NY終値比△0.72円)
ユーロ円:1ユーロ=157.77円(△0.61円)
ユーロドル:1ユーロ=1.0493ドル(▲0.0008ドル)
日経平均株価:38776.94円(前営業日比△98.90円)
東証株価指数(TOPIX):2736.53(△1.93)
債券先物3月物:139.24円(△0.30円)
新発10年物国債利回り:1.420%(▲0.020%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標)
       <発表値>  <前回発表値>
1月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く総合)
 前年同月比   3.2%    3.0%
1月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品・エネルギー除く)
 前年同月比   2.5%    2.4%

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は下値が堅い。1月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く総合)が市場予想を上回る結果となったことを受けて一時149.29円まで下落したが、約2カ月半ぶりに149円台で東京時間を迎えたとあって、本邦勢の本格参入後は買い戻しが優勢に。植田日銀総裁が「引き続き緩和的な環境を維持して経済活動をサポートする」との見解を示したことも買い戻しを誘い、150.74円まで下値を切り上げた。

・ユーロ円も下値が堅い。朝方に156.84円まで下落したものの、その後はドル円と同様に買い戻しが進み、一時158.22円まで反発した。

・ユーロドルはもみ合い。朝方から円絡みの取引が中心となるなか、1.0490ドル台を中心とするレンジ内取引が続いた。

・日経平均株価は3営業日ぶりに反発。朝方こそ売り先行で始まったものの、本邦長期金利の低下や外国為替市場で円安が進むと買い戻しが入り、相場はプラス圏に浮上した。一方で、3連休前の利益確定売りが上値を抑え、買いの勢いが強まることもなかった。

・債券先物相場は反発。1月全国消費者物価指数(CPI)が予想を上回る強い結果となったことを受けて、一時138円73銭まで売りが先行した。ただ、植田日銀総裁が金融緩和政策を維持する姿勢を示したことで一転して139円76銭まで急反発。一巡後は再び139円台前半まで押し戻されるなど、荒く上下した。

(岩間)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。