ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、さえない

 21日のニューヨーク外国為替市場でドル円はさえない。24時時点では149.79円と22時時点(150.47円)と比べて68銭程度のドル安水準だった。2月米購買担当者景気指数(PMI)速報値は製造業が51.6と予想の51.5を若干上回った一方、サービス部門が49.7と予想の53.0を大幅に下回り、好不況の分岐点とされる50を割り込んだ。これを受けて米長期金利の低下とともにドル売りが優勢になると、一時149.67円付近まで値を下げた。24時発表の2月米消費者態度指数(ミシガン大調べ)確報値や1月米中古住宅販売件数が予想より弱い内容となったことも相場の重し。

 ユーロドルは強含み。24時時点では1.0479ドルと22時時点(1.0461ドル)と比べて0.0018ドル程度のユーロ高水準だった。低調な米経済指標をきっかけにユーロ買い・ドル売りが先行すると一時1.0493ドル付近まで値を戻した。

 ユーロ円は軟調。24時時点では156.98円と22時時点(157.43円)と比べて45銭程度のユーロ安水準。ドル円の下落を受けて一時156.87円付近まで下押しした。ダウ平均が一時380ドル超下落し、日経平均先物が失速したことも相場の重しとなった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.29円 - 150.74円
ユーロドル:1.0459ドル - 1.0506ドル
ユーロ円:156.84円 - 158.22円


(中村)
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