ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、2カ月ぶり安値

 20日のニューヨーク外国為替市場でドル円は下落。24時時点では149.81円と22時時点(150.09円)と比べて28銭程度のドル安水準だった。日銀の早期追加利上げ観測が根強い中、全般円買いが先行。2月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数や前週分の米新規失業保険申請件数、1月米景気先行指標総合指数が軒並み予想より弱い内容だったことが分かるとドル売りも優勢となり、一時149.69円と昨年12月9日以来約2カ月ぶりの安値を付けた。

 ユーロドルは小高い。24時時点では1.0446ドルと22時時点(1.0435ドル)と比べて0.0011ドル程度のユーロ高水準だった。米金利低下や米経済指標の下振れを受けて一時1.0460ドルと日通し高値を付けたものの、前日の高値1.0461ドルが目先レジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。市場では「米関税懸念やウクライナ停戦協議の不透明感でユーロも買いづらい」との声が聞かれた。

 ユーロ円はさえない。24時時点では156.50円と22時時点(156.63円)と比べて13銭程度のユーロ安水準。ドル円の下落につれた売りが出ると一時156.32円と日本時間夕刻に付けた日通し安値に面合わせした。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.69円 - 151.48円
ユーロドル:1.0419ドル - 1.0460ドル
ユーロ円:156.32円 - 157.89円


(中村)
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