東京外国為替市場概況・15時 ドル円、下値堅い

 4日午後の東京外国為替市場でドル円は下値が堅い。15時時点では149.38円と12時時点(149.29円)と比べて9銭程度のドル高水準だった。10年債入札が不調に終わり、新発10年物国債利回りが1.425%まで上昇すると148.90円台まで弱含んだが、その後は149円台半ばまで再び買いが入った。米10年債利回りの低下幅縮小や日経平均株価の下げ幅縮小の動きなどが相場を下支えした。
 なお、米国現地時間で4日0時(日本時間14時)を迎えたと同時に、米国はカナダやメキシコ、中国を対象として予定通りに関税措置を発動。直後に中国やカナダも報復関税措置を取った。

 ユーロ円も下値が堅い。15時時点では156.61円と12時時点(156.47円)と比べて14銭程度のユーロ高水準だった。13時過ぎに156.05円付近まで弱含んだものの、午前につけた安値155.93円手前では売りも一服。一巡後はドル円と同様に下値を切り上げる展開となり、156.60円台まで反発した。

 ユーロドルは小動き。15時時点では1.0483ドルと12時時点(1.0481ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ高水準だった。円絡みの動きが中心となったこともあり、1.0480ドルを挟んだ水準でのもみ合いが続いた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:148.60円 - 149.65円
ユーロドル:1.0471ドル - 1.0496ドル
ユーロ円:155.93円 - 156.94円


(岩間)
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