東京外国為替市場概況・12時 ドル円、下げ渋り

 10日の東京外国為替市場でドル円は下げ渋り。12時時点では147.60円とニューヨーク市場の終値(148.04円)と比べて44銭程度のドル安水準だった。本邦長期金利が2009年6月以来の高水準を1.550%まで更新したことを受け、ドル円は147.09円まで下落幅を広げた。その後は先週末安値146.95円が目先のサポートとして意識され反発。時間外取引の米10年債利回りが4.25%台から4.28%台まで低下幅を縮め、日経平均株価が200円を超える上昇となったことから、147.63円前後まで持ち直した。

 ユーロドルはじり高の流れが一服。12時時点では1.0837ドルとニューヨーク市場の終値(1.0833ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ高水準だった。米長期金利の低下幅縮小を受け、ユーロ安・ドル高方向へ推移。1.0836ドル前後へ下押した。

 ユーロ円は12時時点では159.95円とニューヨーク市場の終値(160.36円)と比べて41銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の円高推移に連れて、ユーロ円も一時159.78円まで下値を探った。しかしドル円の下げ渋りとともに160円付近へ戻した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:147.09円 - 147.99円
ユーロドル:1.0831ドル - 1.0871ドル
ユーロ円:159.78円 - 160.45円

(関口)
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