ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円、強含み

 10日のニューヨーク外国為替市場でドル円は強含み。2時時点では147.26円と24時時点(146.77円)と比べて49銭程度のドル高水準だった。ニューヨーク連銀の2月調査で、1年後のインフレ期待が3.1%と前回3.0%から上昇したことが明らかにされた。発表後に米長期金利が低下幅を縮小し、為替はドルが買い戻されて147円台を回復。軟調な米株を眺めて緩む場面もあったが、1時30分頃に147.31円付近まで反発した。

 ユーロドルは伸び悩み。2時時点では1.0830ドルと24時時点(1.0845ドル)と比べて0.0015ドル程度のユーロ安水準だった。ドル円同様に米金利の低下一服につれてドル高に傾き、一時1.0821ドル付近まで上値を切り下げた。

 ユーロ円は底堅い。2時時点では159.48円と24時時点(159.18円)と比べて30銭程度のユーロ高水準。欧州株は軟調なまま終え、米株の弱さも継続されたが、総じてドル円につれた動きとなった。一時159.69円まで持ち直す場面があった。
 またカナダドル円は101.68円を本日安値に102.10円台まで切り返した。昨年8月5日安値101.67円が支持水準として働いた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:146.64円 - 147.99円
ユーロドル:1.0805ドル - 1.0875ドル
ユーロ円:158.90円 - 160.45円


(小針)
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