欧州外国為替市場概況・20時 ドル円 上昇

 11日の欧州外国為替市場でドル円は上昇。20時時点では147.55円と17時時点(146.92円)と比べて63銭程度のドル高水準だった。日米欧株価指数の底堅い動きを眺めながらリスクオフの円買いが緩んだことや、米10年債利回りが一時4.22%台と前日比プラス圏に浮上した動きも支えに147.64円まで強含んだ。

 ユーロドルは買いが一服。20時時点では1.0890ドルと17時時点(1.0890ドル)とほぼ同水準だった。独財政計画への楽観論を背景とした買いが継続し1.0921ドルまで上値を伸ばし、昨年11月6日以来の高値を更新した。ただ、米長期金利の上昇を重しに1.0880ドル台に押し戻されるなど、買いが一服した。

 ユーロ円は強含み。20時時点では160.69円と17時時点(159.99円)と比べて70銭程度のユーロ高水準だった。独財政拡大策を巡る交渉成立への期待を背景としたユーロ買いが支えとなるなか、リスク回避の円買いが後退した動きにも後押しされ160.92円までレンジ上限を広げた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:146.54円 - 147.64円
ユーロドル:1.0830ドル - 1.0921ドル
ユーロ円:158.98円 - 160.92円

(金)
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