13日香港株=買い先行か、米利下げ期待が支え

 13日の香港市場は買い先行で始まるか。注目された米2月消費者物価指数(CPI)が予想を下回る伸びにとどまったことで先行きの利下げ期待が高まっており、香港市場でも買いが広がりそうだ。また、ハンセン指数は前日まで4営業日続落した後とあって、値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きも予想される。

 一方、中国では2025年の国内総生産(GDP)成長率目標「5%前後」の達成に向け、今後打ち出される政策への期待感は強いものの、トランプ米政権の関税政策を巡る不透明感が引き続き相場の重しとなりそうだ。また、週明けには小売売上高や鉱工業生産など主要経済指標の発表が控えており、様子見ムードが強まる可能性もある。

 12日のNY株式相場は高安まちまち。ダウ平均が下落した一方、S&P500とナスダック総合が上昇した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、美団(03690)やアリババ集団(09988)が香港終値を下回って引けた半面、テンセント(00700)やHSBC(00005)が上回って引けた。
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