東京外国為替市場概況・17時 ユーロドル、さえない

 20日午後の東京外国為替市場でユーロドルはさえない。17時時点では1.0879ドルと15時時点(1.0895ドル)と比べて0.0016ドル程度のユーロ安水準だった。欧州勢の参入後は売りが先行。アジア時間に1.09ドル台前半で上値の重さを確認すると、2月独生産者物価指数(PPI)が予想に反して低下したことも重しに1.0865ドルまで本日安値を更新した。なお、時間外の米10年債利回りは前日比小幅低下で始まった後に上昇に転じた一方、独10年物連邦債利回りはやや低下している。

 ドル円は下値が堅い。17時時点では148.59円と15時時点(148.36円)と比べて23銭程度のドル高水準だった。15時30分過ぎにアジア時間午前につけた安値148.18円に面合わせしたものの、同水準付近では下げ止まった。その後は対欧州通貨などでドル買いが強まった流れに沿って148.60円台まで下値を切り上げた。
 
 ユーロ円は17時時点では161.66円と15時時点(161.64円)と比べて2銭程度のユーロ高水準だった。15時30分前に161.43円の安値まで下押し。その後はドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、161.60円を挟んだ水準でのもみ合いに転じた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:148.18円 - 148.87円
ユーロドル:1.0865ドル - 1.0917ドル
ユーロ円:161.43円 - 162.33円

(岩間)
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