24日香港株=反発か、関税巡る米中協議に期待

 週明け24日の香港市場は反発か。トランプ米大統領が21日、中国の習近平国家主席と関税について協議する計画を示したと伝わり、米中貿易摩擦への警戒感がやや和らぐと予想する。ハンセン指数は前週末に続落し、終値は13日以来およそ1週間ぶりの安値圏とあって、自律反発を見込む買いが入りやすい。前週末の米株高も地合いの改善につながるだろう。

 好決算を受けた個別銘柄の物色も相場を押し上げそうだ。きょうはハンセン指数構成銘柄のBYD(01211)とBYDエレクトロニック(00285)、康師傅控股(00322)、舜宇光学科技(02382)が2024年12月本決算を発表する。

 21日のNY株式相場はダウ平均など主要3指数がそろって反発した。トランプ米大統領が4月2日に発動する相互関税について柔軟な対応の可能性に言及したことや、ハイテク・ジャイアントを中心に買い戻しが入ったことで、相場が終盤に上昇した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、英金融大手のHSBC(00005)、中国政府系不動産デベロッパーの華潤置地(01109)が香港終値を上回った半面、中国政府系投資持ち株会社の中国中信(00267)、2024年12月本決算を21日大引け後に発表した美団(03690)が下回って引けた。

(山下)
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