東京外国為替市場概況・17時 ユーロ円、強含み

 24日午後の東京外国為替市場でユーロ円は強含み。17時時点では162.20円と15時時点(162.09円)と比べて11銭程度のユーロ高水準だった。米露高官協議を前にユーロドルの買い戻しが強まったほか、ダウ先物が一時300ドル超上昇したことが支えになり162.52円まで強含んだ。

 ドル円はもみ合い。17時時点では149.64円と15時時点(149.69円)と比べて5銭程度のドル安水準だった。参議院財政委員会の質疑応答で応えた植田日銀総裁が「今後の金融調節で国債売却を排除しているわけではない」と発言すると、149.54円付近まで下押す場面もあった。ただ、米10年債利回りが4.28%台まで上昇していることや、株高を支えに下げ渋り149.85円近辺まで再び買い戻された。もっとも、日通し高値や150円台を超えるほどの勢いはなく149円後半でもみ合いになっている。

 ユーロドルは小高い。17時時点では1.0839ドルと15時時点(1.0828ドル)と比べて0.0011ドル程度のユーロ高水準だった。米露高官協議を前にポジション調整の動きで1.0850ドルまで一時上昇し、小高く推移。時間外の米長期金利の上昇に連れて、独10年債利回りも2.80%手前まで上がっている。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.02円 - 149.95円
ユーロドル:1.0808ドル - 1.0850ドル
ユーロ円:161.10円 - 162.52円


(松井)
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