25日香港株=堅調か、米株高を好感 決算発表本格化で個別物色も

 25日の香港市場は堅調か。トランプ関税がより限定的なものになるとの見方からセンチメントが大きく改善し、前日のNY市場は大幅高となっており、香港市場でも買いが広がりそうだ。4月2日に発動される相互関税を巡っては、トランプ米大統領が多くの国が免除される可能性があると発言したことで、貿易戦争激化による景気悪化懸念の後退につながった。

 ただ、ハンセン指数が心理的節目の24000ポイントを上回る場面では、利益確定の売りが出る可能性もありそうだ。一方、香港市場では決算発表が本格化しており、業績を手がかりに個別物色の動きが活発になると予想される。きょうはチャイナ・テレコム(00728)や快手科技(01024)が2024年12月本決算の発表を予定している。

 24日のNY市場で主要3指数はそろって続伸。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、HSBC(00005)が香港終値を上回って引けた半面、美団(03690)やテンセント(00700)、アリババ集団(09988)が下回って引けた。

(山下)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。