東京マーケットダイジェスト・27日 ドル失速・株安

ドル円:1ドル=150.24円(前営業日NY終値比▲0.33円)
ユーロ円:1ユーロ=161.79円(▲0.13円)
ユーロドル:1ユーロ=1.0769ドル(△0.0015ドル)
日経平均株価:37799.97円(前営業日比▲227.32円)
東証株価指数(TOPIX):2815.47(△2.58)
債券先物6月物:137.39円(横ばい)
新発10年物国債利回り:1.590%(△0.010%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標) 
    <発表値>     <前回発表値>
対外対内証券売買契約等の状況(前週)
対外中長期債
   2071億円の処分超 835億円の処分超・改
対内株式
  1兆2060億円の処分超 1兆8056億円の処分超・改

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は方向感がない。本邦勢が買いで参入すると150.62円まで値を上げたが、昨日高値の150.75円が目先のレジスタンスとして意識されると失速。スポット応答日が月末にあたる仲値にかけて売りが強まったほか、日経平均株価が軟調に推移したことも重しとなり、一時150.06円まで売りに押された。一方で、昨日の欧州中盤同様に150円割れを死守すると150.40円台まで反発している。

・ユーロドルは買い戻し。トランプ米大統領が自動車関税に関する大統領令に署名し、4月2日からの関税発動がほぼ確実となったことで世界的な貿易戦争を嫌気した売りが先行。一時1.0733ドルまで下げたが、一巡後は一転してショートカバーが優勢となり1.0787ドルまで切り返した。

・ユーロ円も買い戻し。米自動車関税発表を受けて161.37円まで下げたが、いったん悪材料出尽くしとの見方もあり一巡後は162.15円まで切り返している。

・日経平均株価は3営業日ぶりに反落。昨日の米ハイテク株が下落したことを嫌気して半導体関連株が売られた。米政権による自動車への関税発表を受けてトヨタなど自動車株も軒並み下落した。

・債券先物相場は横ばい。40年債入札が好調だったとの見方から137.58円まで買われる場面があった。もっとも、日銀の早期利上げ観測がくすぶる中で上値は重かった。


(越後)
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