ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円、底堅さ維持

 27日のニューヨーク外国為替市場でドル円は底堅さを維持。2時時点では151.01円と24時時点(151.00円)と比べて1銭程度のドル高水準だった。安寄り後にプラス圏へ持ち直したダウ平均が再びマイナスへ転じるなど、安定を欠く米株の動向をにらんで151円付近で戻りを鈍らせた。しかし株価下落の勢いも限られ、ドル円の下押しは150.66円前後にとどまった。上値を試す流れを回復してNY朝方につけた151.09円を上回り、151.15円まで上値を広げた。

 ユーロドルは一時上振れも下押す。2時時点では1.0799ドルと24時時点(1.0789ドル)と比べて0.0010ドル程度のユーロ高水準だった。米株持ち直しの流れを後押しとした上振れが1.0821ドルまで進んだ。月末・期末が近づく中、ロンドン16時(日本時間1時)のフィキシングに向けたドル売りも後押しとなったようだが、フロー一服で頭打ち。1.08ドル割れへ下押した。

 ユーロ円は高値圏を維持。2時時点では163.07円と24時時点(162.94円)と比べて13銭程度のユーロ高水準だった。ユーロドルの上振れやドル円の底堅い推移といった各々の局面の動きが順次ユーロ円を支えるような格好となり下押しを回避。163.17円まで上昇した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:150.06円 - 151.15円
ユーロドル:1.0733ドル - 1.0821ドル
ユーロ円:161.37円 - 163.17円

(関口)
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