欧州マーケットダイジェスト・1日 株反発・金利低下・円伸び悩み

(1日終値:2日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=149.46円(1日15時時点比▲0.36円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=161.32円(▲0.59円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0793ドル(▲0.0014ドル)
FTSE100種総合株価指数:8634.80(前営業日比△51.99)
ドイツ株式指数(DAX):22539.98(△376.49)
10年物英国債利回り:4.634%(▲0.041%)
10年物独国債利回り:2.687%(▲0.051%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な欧州経済指標)
       <発表値>    <前回発表値>
3月英ネーションワイド住宅価格
前月比      0.0%        0.4%
2月スイス小売売上高 (前年同月比)
         1.6%       2.9%・改
3月スイス製造業PMI
        48.9       49.6
3月仏製造業PMI改定値
        48.5       48.9
3月独製造業PMI改定値
        48.3       48.3
3月ユーロ圏製造業PMI改定値
        48.6       48.7
3月英製造業PMI改定値
        44.9       44.6
3月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値
(前年比)   2.2%      2.3%
3月ユーロ圏HICPコア速報値
(前年比)   2.4%      2.6%
2月ユーロ圏失業率
        6.1%      6.2%

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ユーロドルは頭が重かった。欧州株相場が反発して始まるとユーロ買い・ドル売りが先行。18時過ぎに一時1.0829ドル付近まで値を上げた。ただ、アジア時間に付けた日通し高値1.0830ドルが目先レジスタンスとして意識されると上値が重くなった。「米ホワイトハウスの補佐官たちは米国への輸入品の大部分に約20%の関税を課す提案を起草」との報道を受けて、貿易摩擦が欧州経済に悪影響を及ぼす可能性が改めて意識されたことも相場の重しとなり、20時30分過ぎに一時1.0778ドルと日通し安値を更新した。
 ただ、NYの取引時間帯に入ると、低調な米経済指標をきっかけにユーロ買い・ドル売りが入り1.0812ドル付近まで下げ渋った。米長期金利の指標となる米10年債利回りが一時4.1309%前後と約1カ月ぶりの低水準を付けたことも相場を下支えした。

・ドル円は下値が堅かった。米長期金利の低下などを手掛かりに円買い・ドル売りが先行。NY時間発表の3月米ISM製造業景況指数や2月米雇用動態調査(JOLTS)求人件数が予想より弱い内容だったことが分かると全般ドル売りが活発化し、23時30分前に一時148.98円と日通し安値を更新した。
 ただ、148円台では押し目を拾いたい向きは多く、売り一巡後は下げ渋った。一時は480ドル超下落したダウ平均が持ち直し、130ドル超上昇したことも相場を下支えした。市場では「一目均衡表基準線148.92円がサポートとして意識された」との声も聞かれ、1時30分前に149.74円付近まで下値を切り上げた。
 もっとも、レビット米ホワイトハウス報道官が「トランプ大統領が明日2日に発表する関税は発表後直ちに発動される見通し」との見解を示すとダウ平均が再び下落。ドル円にも売りが出た。

・ユーロ円は下げ渋り。21時前に一時160.78円と日通し安値を付けたものの、売り一巡後はじりじりと下値を切り上げた。1時30分前には161.65円付近まで下げ幅を縮めた。

・ロンドン株式相場は4日ぶりに反発。前日に約2週間ぶりの安値を付けたあとだけに、短期的な戻りを期待した買いが入った。前日のダウ平均や本日のアジア株相場が上昇したことも投資家心理の改善につながった。ハルマやセイジ・グループなど情報技術セクターが買われたほか、ロールス・ロイス・ホールディングスやレレックスなど資本財サービス株が値上がりした。

・フランクフルト株式相場は5日ぶりに反発。足もとで相場下落が続いたあとだけに値ごろ感からの買いが優勢となった。前日のダウ平均や本日のアジア株相場が上昇したことも相場の支援材料。個別ではコメルツ銀行(7.39%高)やシーメンス・エナジー(3.71%高)、エアバス(3.13%高)などの上昇が目立った。

・欧州債券相場は上昇した。米債高につれた。

(中村)
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