欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、買い戻し

 11日の欧州外国為替市場でドル円は買い戻し。20時時点では142.99円と17時時点(142.84円)と比べて15銭程度のドル高水準だった。欧州勢の本格参入後に再びドル売りが強まると、18時前には142.07円と昨年9月以来の安値を更新した。その後も戻りの鈍い動きが続き、19時前に再び下値を試す場面も見られたが、本日安値の手前142.09円前後で下げ止まると一転して買い戻しが優勢に。時間外の米10年債利回りが4.37%台まで低下幅を拡大するなど米債券買いが進み、ダウ先物も再びプラス圏を回復するなか、全般にドルの買い戻しが入った影響で143.20円台まで下値を切り上げた。

 ユーロドルは上値が重い。20時時点では1.1336ドルと17時時点(1.1363ドル)と比べて0.0027ドル程度のユーロ安水準だった。18時前にドル売りが強まったタイミングで一時1.1473ドルと2022年2月以来の高値をつけたが、その後はドル買い戻しの流れに沿って1.13ドル台前半まで失速した。

 ユーロ円は20時時点では162.09円と17時時点(162.31円)と比べて22銭程度のユーロ安水準だった。ユーロドルの上昇につれて163.13円まで上値を試したものの、一巡後は162円割れ水準まで押し戻された。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:142.07円 - 144.64円
ユーロドル:1.1191ドル - 1.1473ドル
ユーロ円:161.31円 - 163.13円

(岩間)
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