欧州マーケットダイジェスト・14日 株高・金利低下・ドル下値堅い
(14日終値:15日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=143.06円(14日15時時点比△0.30円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=162.21円(▲0.34円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1338ドル(▲0.0047ドル)
FTSE100種総合株価指数:8134.34(前営業日比△170.16)
ドイツ株式指数(DAX):20954.83(△580.73)
10年物英国債利回り:4.660%(▲0.093%)
10年物独国債利回り:2.512%(▲0.058%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標)
<発表値> <前回発表値>
3月スイス生産者輸入価格
(前月比) 0.1% 0.3%
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は下値が堅かった。対欧州通貨中心にドル売りが先行すると、円に対してもドル安が進行。日本時間夕刻に一時142.24円と日通し安値を更新した。
ただ、前週末に付けた昨年9月以来の安値142.07円がサポートとして意識されると買い戻しが優勢に。トランプ米政権が相互関税の対象からスマートフォンなどを除外したことが好感されると、日経平均をはじめアジア株や欧州株相場が上昇。投資家の過度な警戒感が後退し、円売り・ドル買いが優勢となった。22時30分前には一時144.08円付近まで値を上げた。
もっとも、週明け早朝取引で付けた日通し高値144.31円が目先レジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。米長期金利の低下も相場の重しとなり、142.78円付近まで下押しした。
・ユーロドルは上値が重かった。欧州勢がユーロ買い・ドル売りで参入すると一時1.1425ドルと日通し高値を付けた。ただ、前週末に付けた2022年2月以来の高値1.1473ドルがレジスタンスとして意識されると上値が重くなった。22時過ぎに一時1.1296ドル付近まで値を下げた。もっとも、本日早朝に付けた日通し安値1.1280ドルが目先サポートとして働くと下げ渋った。
なお、ウォラー米連邦準備理事会(FRB)理事は「関税によるインフレへの影響は一時的なものと予想」「景気後退の脅威があれば、早期利下げを支持する」などと述べたと伝わった。
・ユーロ円は弱含み。欧州株相場の上昇などを手掛かりに円売り・ユーロ買いが先行すると21時前に一時163.17円付近まで上げたものの、買い一巡後は徐々に上値を切り下げた。2時30分過ぎには一時162.08円付近まで下押しした。一時560ドル超上昇したダウ平均が下げに転じたことなどが相場の重し。
もっとも、ダウ平均が再び上昇に転じるとユーロ円も下げ渋った。
・ロンドン株式相場は3日続伸。前週末の米国株相場や本日のアジア株相場が上昇したことを受けて、英株にも買いが波及した。HSBCやバークレイズなど金融株が買われたほか、ハルマやセイジ・グループなど情報技術セクターが値上がりした。アストラゼネカやグラクソスミスクラインなど医薬品株も堅調だった。
・フランクフルト株式相場は大幅反発。前週末の米国株高や本日のアジア株式相場の上昇が好感されて、欧州の主要株式相場も軒並み上昇した。フランスの株価指数は2.37%高、イタリアは2.88%高、スペインは2.64%高となった。
・欧州債券相場は上昇。欧州中央銀行(ECB)の利下げ観測を背景に債券買いが入った。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=143.06円(14日15時時点比△0.30円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=162.21円(▲0.34円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1338ドル(▲0.0047ドル)
FTSE100種総合株価指数:8134.34(前営業日比△170.16)
ドイツ株式指数(DAX):20954.83(△580.73)
10年物英国債利回り:4.660%(▲0.093%)
10年物独国債利回り:2.512%(▲0.058%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標)
<発表値> <前回発表値>
3月スイス生産者輸入価格
(前月比) 0.1% 0.3%
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は下値が堅かった。対欧州通貨中心にドル売りが先行すると、円に対してもドル安が進行。日本時間夕刻に一時142.24円と日通し安値を更新した。
ただ、前週末に付けた昨年9月以来の安値142.07円がサポートとして意識されると買い戻しが優勢に。トランプ米政権が相互関税の対象からスマートフォンなどを除外したことが好感されると、日経平均をはじめアジア株や欧州株相場が上昇。投資家の過度な警戒感が後退し、円売り・ドル買いが優勢となった。22時30分前には一時144.08円付近まで値を上げた。
もっとも、週明け早朝取引で付けた日通し高値144.31円が目先レジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。米長期金利の低下も相場の重しとなり、142.78円付近まで下押しした。
・ユーロドルは上値が重かった。欧州勢がユーロ買い・ドル売りで参入すると一時1.1425ドルと日通し高値を付けた。ただ、前週末に付けた2022年2月以来の高値1.1473ドルがレジスタンスとして意識されると上値が重くなった。22時過ぎに一時1.1296ドル付近まで値を下げた。もっとも、本日早朝に付けた日通し安値1.1280ドルが目先サポートとして働くと下げ渋った。
なお、ウォラー米連邦準備理事会(FRB)理事は「関税によるインフレへの影響は一時的なものと予想」「景気後退の脅威があれば、早期利下げを支持する」などと述べたと伝わった。
・ユーロ円は弱含み。欧州株相場の上昇などを手掛かりに円売り・ユーロ買いが先行すると21時前に一時163.17円付近まで上げたものの、買い一巡後は徐々に上値を切り下げた。2時30分過ぎには一時162.08円付近まで下押しした。一時560ドル超上昇したダウ平均が下げに転じたことなどが相場の重し。
もっとも、ダウ平均が再び上昇に転じるとユーロ円も下げ渋った。
・ロンドン株式相場は3日続伸。前週末の米国株相場や本日のアジア株相場が上昇したことを受けて、英株にも買いが波及した。HSBCやバークレイズなど金融株が買われたほか、ハルマやセイジ・グループなど情報技術セクターが値上がりした。アストラゼネカやグラクソスミスクラインなど医薬品株も堅調だった。
・フランクフルト株式相場は大幅反発。前週末の米国株高や本日のアジア株式相場の上昇が好感されて、欧州の主要株式相場も軒並み上昇した。フランスの株価指数は2.37%高、イタリアは2.88%高、スペインは2.64%高となった。
・欧州債券相場は上昇。欧州中央銀行(ECB)の利下げ観測を背景に債券買いが入った。
(中村)