欧州外国為替市場概況・22時 ドル円 下値広げる

 15日の欧州外国為替市場でドル円は下値を広げる。22時時点では142.88円と20時時点(142.84円)と比べて4銭程度のドル高水準だった。17日から始まる日米貿易協議を控え、ドル円は上値の重い動きが継続。ダウ先物がマイナス圏に沈んだ動きも重しに142.60円まで安値を更新した。米10年債利回りは前日終値水準となる4.37%を挟んでの上下と、方向感は出ていない。

 ユーロドルは上値が重い。22時時点では1.1312ドルと20時時点(1.1343ドル)と比べて0.0031ドル程度のユーロ安水準だった。ドイツとユーロ圏の4月ZEW景況感指数がマイナス圏と前月から急低下したことも重しに1.1309ドルまで安値を更新した。ユーロポンドが0.8553ポンドまでユーロ売り・ポンド買いに振れているのもユーロドルの重し。
 
 ユーロ円は弱含み。22時時点では161.64円と20時時点(162.04円)と比べて40銭程度のユーロ安水準だった。ユーロが対ドル・対ポンドでの重い動きや、ドル円の下げに連れて161.57円までレンジ下限を広げた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:142.60円 - 143.59円
ユーロドル:1.1309ドル - 1.1379ドル
ユーロ円:161.57円 - 162.80円


(金)
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