欧州外国為替市場概況・20時 ドル円 上値重い

 15日の欧州外国為替市場でドル円は上値が重い。20時時点では142.84円と17時時点(143.30円)と比べて46銭程度のドル安水準だった。中国が国内航空会社にボーイング機の受け取り停止を指示したとの報道が伝わると貿易戦争の激化への懸念が高まり、142.69円まで下値を広げた。上値は重くなっているが、143円手前まで持ち直すなど方向感は限られている。

 ユーロドルは伸び悩む。20時時点では1.1343ドルと17時時点(1.1357ドル)と比べて0.0014ドル程度のユーロ安水準だった。17時過ぎに1.1379ドルまで上値を伸ばしたが、買いは続かず1.13ドル前半に押し戻された。ドイツとユーロ圏の4月ZEW景況感指数がともにマイナス水準と前月から急低下したこともユーロの重し。

 ユーロ円は弱含み。20時時点では162.04円と17時時点(162.75円)と比べて71銭程度のユーロ安水準だった。ユーロドルの上昇に連れて17時過ぎに162.80円まで高値を更新したが、ユーロドルが伸び悩むなかドル円の下げに連れ、一時161.79円までレンジ下限を広げた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:142.69円 - 143.59円
ユーロドル:1.1316ドル - 1.1379ドル
ユーロ円:161.79円 - 162.80円


(金)
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