東京外国為替市場概況・17時 ドル円、年初来安値更新

 16日午後の東京外国為替市場でドル円は年初来安値更新。17時時点では142.09円と15時時点(142.14円)と比べて5銭程度のドル安水準だった。15時前に142.11円まで下押したが、11日安値142.07円の下抜けに失敗すると142.50円台を一時回復した。ただ、ポジション調整以外ではドル円を買う地合いではないことで、ユーロドルがじり高になると再び上値が重くなり、17時前には142.05円まで売られ年初来安値を更新した。

 ユーロドルは底堅い。17時時点では1.1387ドルと15時時点(1.1379ドル)と比べて0.0008ドル程度のユーロ高水準だった。英インフレ指標が市場予想を下振れたことでユーロポンドが買われたことが支えになり、ユーロドルは1.1392ドルまでじり高。1.14ドル手前では売り圧力が強く大台を超えることはできなかったが、依然として底堅さを維持している。

 ユーロ円は小高い。17時時点では161.74円と15時時点(161.68円)と比べて6銭程度のユーロ高水準だった。ユーロポンドやユーロ豪ドルの買いに連れて161.93円まで強含み小高く推移。日経平均株価が引けにかけてやや下げ幅を縮めたこともユーロ円を支えた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:142.05円 - 143.28円
ユーロドル:1.1281ドル - 1.1392ドル
ユーロ円:161.36円 - 161.93円


(松井)
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