欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、小安い

 16日の欧州外国為替市場でドル円は小安い。22時時点では142.63円と20時時点(142.79円)と比べて16銭程度のドル安水準だった。欧州市場序盤で143円を前に上値の重さを確認した後はじり安の流れとなり、142.40円台まで値を下げる場面が見られた。一時プラス圏を回復したダウ先物が再び下げに転じたことも重しとなったか。なお、3月米小売売上高は前月比+1.4%、自動車を除く数値は前月比+0.5%と共に予想を上回ったが、反応は薄かった。

 ユーロドルはもみ合い。22時時点では1.1352ドルと20時時点(1.1357ドル)と比べて0.0005ドル程度のユーロ安水準だった。22時前に1.1340ドル台まで小緩むも、欧州序盤に続いて1.13ドル台半ばでの底堅さを確認すると下げ渋り。概ね1.13ドル台半ばから後半でのもみ合いが続いた。

 ユーロ円は軟調。22時時点では161.85円と20時時点(162.10円)と比べて25銭程度のユーロ安水準だった。162円台前半で上昇が一服すると、ダウ先物や欧州株の軟調推移をながめて161.60円台まで下押した。ドル円の下げも重しとなったもよう。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:142.05円 - 143.28円
ユーロドル:1.1281ドル - 1.1392ドル
ユーロ円:161.36円 - 162.26円


(川畑)
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