東京外国為替市場概況・10時 ドル円、神経質な動き

 30日の東京外国為替市場でドル円は神経質な動き。10時時点では142.42円とニューヨーク市場の終値(142.33円)と比べて9銭程度のドル高水準だった。時間外の米10年債利回りが低下して始まると142.17円まで下押した。ただ、連休前、月末の5・10日(ゴトー日)ということもあり、東京仲値の値決めにかけてはドル買い・円売り需要が優勢になり142.51円まで強含んだ。もっとも、米長期金利が低下していることもあり一方的に買い上げるほどの勢いはなく、仲値通過後に上値はすぐに抑えられるなど神経質な動きになっている。

 ユーロドルは小安い。10時時点では1.1382ドルとニューヨーク市場の終値(1.1387ドル)と比べて0.0005ドル程度のユーロ安水準だった。対円でドルが買われると、ユーロドルは小安く推移し1.1377ドルまで小幅に弱含んだ。しかし、昨日安値1.1370ドル手前では下げ渋った。

 ユーロ円はもみ合い。10時時点では162.04円とニューヨーク市場の終値(162.08円)と比べて4銭程度のユーロ安水準だった。日経平均株価も前日比でほぼ横ばいで取引されていることもあり、ユーロ円も162円を挟んでもみ合いに終始している。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:142.17円 - 142.51円
ユーロドル:1.1377ドル - 1.1396ドル
ユーロ円:161.79円 - 162.12円


(松井)
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