欧州外国為替市場概況・20時 ドル円 弱含み

 2日の欧州外国為替市場でドル円は弱含み。20時時点では144.67円と17時時点(145.12円)と比べて45銭程度のドル安水準だった。今晩に注目の米雇用統計の発表を控え、昨日日銀の金融政策イベントを受けて急騰した反動の調整売りが継続。低下に転じた米長期金利の動きも重しに145円を割り込むと一時144.44円まで下押した。

 ユーロドルは底堅い。20時時点では1.1331ドルと17時時点(1.1328ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ高水準だった。米長期金利の低下に伴ったドル売りが散見し、昨日の高値1.1341ドルを上抜けると一時1.1355ドルまでレンジ上限を広げた。欧州圏の製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値が速報値から上方修正され、4月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)と同コアの速報値が前年比でいずれも予想を上回ったことも支えとなった。

 ユーロ円は下落。20時時点では163.95円と17時時点(164.41円)と比べて46銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の下げにつられるかっこうで、163.95円まで安値を更新した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.44円 - 145.92円
ユーロドル:1.1274ドル - 1.1355ドル
ユーロ円:163.95円 - 164.63円

(金)
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