東京外国為替市場概況・8時 ドル円、売り先行

 19日の東京外国為替市場でドル円は売りが先行。8時時点では145.15円とニューヨーク市場の終値(145.70円)と比べて55銭程度のドル安水準だった。前週末に米格付け会社ムーディーズが米格付けを引き下げたことを受け、週明けから時間外の米株先物・ドルが下落する展開となった。7時30分前には一時145.01円まで下押し。前週末安値の144.92円が目先のサポートとして意識されると145.00円手前でいったんは下げ止まったが、その後の戻りも限られている。

 ユーロ円も売りが先行。8時時点では162.42円とニューヨーク市場の終値(162.64円)と比べて22銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の下落につれた円買い・ユーロ売りが先行し、前週末安値の162.46円を下抜けて一時162.26円まで値を下げた。米格下げの影響で時間外の米株先物が下落するなか、週明けの本邦株式市場への影響も懸念され、今後も投資家のリスク回避姿勢が強まるか注意してみていく必要がありそうだ。

 ユーロドルは強含み。8時時点では1.1190ドルとニューヨーク市場の終値(1.1163ドル)と比べて0.0027ドル程度のユーロ高水準だった。週明けの早朝取引からドル売りの動きが先行するなか、一時は1.12ドル台を回復する場面も見られた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:145.01円 - 145.55円
ユーロドル:1.1157ドル - 1.1203ドル
ユーロ円:162.26円 - 162.85円


(岩間)
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