NY為替見通し=米CPI、米10年債入札への反応注視
NYタイムは、序盤に5月米消費者物価指数(CPI)の発表がある。市場予想はヘッドラインの数値で前月比+0.2%(4月 +0.2%)、前年比+2.4%(同+2.3%)、コアで前月比+0.3%(同+0.2%)、前年比+2.9%(同+2.8%)程度と、総じて4月より伸びが大きめになるとの見方だ。
CPIは、まず予想比での強弱に反応しやすいとみるが、インフレ動向の振れを受けた株式市場の上下によるリスクセンチメントの変化もドル相場ほか為替の方向性を左右しそうだ。
一方、ここ最近の原材料価格の上昇にもかかわらずCPIの伸びが鈍いことを、企業の価格転嫁がうまくいっていないことと結びつけ、企業体力の有無を推察する株式マーケット参加者もいるため、判断が難しい面もある。
そのほか、午前2時からの米10年債入札の結果にも留意したい。短期的な目線での債券需給の振れが、直前のマーケットの流れと関係ない米金利の振れ幅や方向性につながることもあるため、入札結果を受けた利回りの変化や為替の反応を注視したい。
・想定レンジ上限
ドル円の上値めどは、5月29日高値146.28円。
・想定レンジ下限
ドル円の下値めどは、日足一目均衡表・転換線143.84円
(関口)
CPIは、まず予想比での強弱に反応しやすいとみるが、インフレ動向の振れを受けた株式市場の上下によるリスクセンチメントの変化もドル相場ほか為替の方向性を左右しそうだ。
一方、ここ最近の原材料価格の上昇にもかかわらずCPIの伸びが鈍いことを、企業の価格転嫁がうまくいっていないことと結びつけ、企業体力の有無を推察する株式マーケット参加者もいるため、判断が難しい面もある。
そのほか、午前2時からの米10年債入札の結果にも留意したい。短期的な目線での債券需給の振れが、直前のマーケットの流れと関係ない米金利の振れ幅や方向性につながることもあるため、入札結果を受けた利回りの変化や為替の反応を注視したい。
・想定レンジ上限
ドル円の上値めどは、5月29日高値146.28円。
・想定レンジ下限
ドル円の下値めどは、日足一目均衡表・転換線143.84円
(関口)