欧州外国為替市場概況・22時 ユーロドル、買い優勢
21日の欧州外国為替市場でユーロドルは買い優勢。22時時点では1.0264ドルと20時時点(1.0189ドル)と比べて0.0075ドル程度のユーロ高水準だった。欧州中央銀行(ECB)が政策金利を0.50%引き上げ、市場予想(0.25%利上げ)よりも利上げ幅が大きかったことに買いで反応。独長期金利の上昇とともに一時1.0278ドルと昨日高値の1.0273ドルを上抜けた。
なお、ラガルドECB総裁は「経済活動は減速している」「下期以降の見通しは不透明」とは景気に対する弱気な見解を示したほか、「インフレ期待が上昇する兆候を注視する必要」などとも述べた。
また、ECBは南欧諸国の金利が上昇することによる域内格差を是正する新たな債券買い入れ措置として伝達保護措置(TPI)を実施すると発表した。
ドル円は上値が重い。22時時点では138.40円と20時時点(138.57円)と比べて17銭程度のドル安水準だった。138円台後半での底堅い動きを続けていたが、7月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数が-12.3と予想のゼロを大きく下回り、2020年5月以来の水準まで悪化したことをきっかけに米10年債利回りが3.08%台から3.02%台まで低下すると一転下落。一時138.31円付近まで下押しした。
ユーロ円は22時時点では142.05円と20時時点(141.20円)と比べて85銭程度のユーロ高水準だった。ECBが大幅利上げに踏み切ったことでユーロが全面高となると一時142.32円まで買い上げられた。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:138.01円 - 138.88円
ユーロドル:1.0166ドル - 1.0278ドル
ユーロ円:140.58円 - 142.32円
(越後)
なお、ラガルドECB総裁は「経済活動は減速している」「下期以降の見通しは不透明」とは景気に対する弱気な見解を示したほか、「インフレ期待が上昇する兆候を注視する必要」などとも述べた。
また、ECBは南欧諸国の金利が上昇することによる域内格差を是正する新たな債券買い入れ措置として伝達保護措置(TPI)を実施すると発表した。
ドル円は上値が重い。22時時点では138.40円と20時時点(138.57円)と比べて17銭程度のドル安水準だった。138円台後半での底堅い動きを続けていたが、7月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数が-12.3と予想のゼロを大きく下回り、2020年5月以来の水準まで悪化したことをきっかけに米10年債利回りが3.08%台から3.02%台まで低下すると一転下落。一時138.31円付近まで下押しした。
ユーロ円は22時時点では142.05円と20時時点(141.20円)と比べて85銭程度のユーロ高水準だった。ECBが大幅利上げに踏み切ったことでユーロが全面高となると一時142.32円まで買い上げられた。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:138.01円 - 138.88円
ユーロドル:1.0166ドル - 1.0278ドル
ユーロ円:140.58円 - 142.32円
(越後)