ニューヨーク外国為替市場概況・24時　ユーロドル、上値重い

　25日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは上値が重い。24時時点では1.0218ドルと22時時点（1.0245ドル）と比べて0.0027ドル程度のユーロ安水準だった。1.02ドル台半ばで底堅く推移していたが、露ガスプロム社が「ノルドストリーム1経由のガス供給を27日から日量3300万立方メートルに減少する予定」との見解を示すとガス供給懸念の再燃から失速。一時1.0204ドル付近まで下押しした。
　なお、欧州の天然ガス価格の指標となるオランダTTF天然ガス先物は一時175ユーロ付近と前営業日比10％前後高まで上昇した。

　ドル円は底堅い。24時時点では136.68円と22時時点（136.54円）と比べて14銭程度のドル高水準だった。対ユーロでドル高が進んだことを支えとして買いが強まり、一時136.76円と日通し高値を付けた。

　ユーロ円は失速。24時時点では139.66円と22時時点（139.89円）と比べて23銭程度のユーロ安水準だった。22時30分前には140.07円まで上げたが、ガス供給懸念が再浮上すると139.40円台まで一時上げ幅を縮小した。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円：135.89円　-　136.76円
ユーロドル：1.0179ドル　-　1.0258ドル
ユーロ円：138.72円　-　140.07円


（越後）