欧州外国為替市場概況・20時 ユーロドル、強含み

 25日の欧州外国為替市場でユーロドルは強含み。20時時点では1.0234ドルと17時時点(1.0192ドル)と比べて0.0042ドル程度のユーロ高水準だった。7月独Ifo企業景況感指数が予想より弱い結果となった直後に1.0179ドルまで売りに押されたものの、その後は欧米株価指数の上昇を背景にリスクオンの買い戻しが入った。
 ロシア大統領府から「ロシアは欧州向けガス供給の遮断に関心はない」「ロシアは『ノルドストリーム1』経由で可能な限りのガスを供給する」などの見解が示されると、欧州へのエネルギー供給不安が和らいだことで買いが強まり、一時1.0254ドルまで本日高値を更新。ただ、前週末高値の1.0255ドルが意識されると買いも一服している。

 ユーロ円はしっかり。20時時点では139.59円と17時時点(139.02円)と比べて57銭程度のユーロ高水準だった。株高やエネルギー供給不安の緩和などを材料に一時139.82円まで買いが入った。もっとも、ユーロドルの上昇が一服すると139.30円台まで押し戻される場面も見られた。

 ドル円は小動き。20時時点では136.40円と17時時点(136.40円)とほぼ同水準だった。対欧州通貨などを中心に円売り・ドル売りが同時に進んだ結果、136.40円前後での方向感を欠いた動きが続いた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:135.89円 - 136.61円
ユーロドル:1.0179ドル - 1.0254ドル
ユーロ円:138.72円 - 139.82円

(岩間)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。