東京外国為替市場概況・12時 ユーロドル、底堅い

 26日の東京外国為替市場でユーロドルは底堅い。12時時点では1.0238ドルとニューヨーク市場の終値(1.0218ドル)と比べて0.0020ドル程度のユーロ高水準だった。新型コロナウイルス経口薬が条件付きで緊急承認されたことなどから中国株が買われたほか、180ドルを超える下落となったダウ先物の売りが落ち着き、リスク回避の姿勢が緩んだ。対ドルで他通貨がやや買われ、ユーロドルは限定的な値動きながら一時1.0250ドルと小高く推移した。

 ドル円は戻りが鈍い。12時時点では136.46円とニューヨーク市場の終値(136.71円)と比べて25銭程度のドル安水準だった。リスク回避姿勢はやや緩んだが、日経平均株価がマイナスで前引けとなるなか円は売られにくかった。引き続き米連邦公開市場委員会(FOMC)待ちのムードも強い。

 ユーロ円は下押しが一巡。12時時点では139.71円とニューヨーク市場の終値(139.69円)と比べ2銭程度のユーロ高水準だった。ドル円同様に円売りが強まりにくい感はあるものの、ユーロドルの底堅い動きが支えとなり、139.78円までじり高となった。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:136.28円 - 136.73円
ユーロドル:1.0217ドル - 1.0250ドル
ユーロ円:139.34円 - 139.78円

(関口)
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