ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ユーロドル、上値が重い

 26日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは上値が重い。2時時点では1.0126ドルと24時時点(1.0134ドル)と比べて0.0008ドル程度のユーロ安水準だった。オランダTTF天然ガス先物8月限が20%超上昇するなど、欧州のエネルギー不安で、ユーロドルは上値が重く1時過ぎには1.0108ドルまで弱含んだ。
 なお、ユーロは独歩安の展開で対スイスフランでは2015年以来となる0.9739フラン、対ポンドでは0.8405ポンドまで下落した。
 
 ドル円はもみ合い。2時時点では136.62円と24時時点(136.58円)と比べて4銭程度のドル高水準。ユーロドル及びユーロクロスが動きの中心となっていることで、ドル円は商いが低調でもみ合い。米株安によるクロス円の売りが重しになっているが、米10年債利回りは2.70%台から2.78%台まで戻したことで下値も支えられている。

 ユーロ円は軟調。2時時点では138.35円と24時時点(138.41円)と比べて6銭程度のユーロ安水準。欧州のエネルギー不安だけでなく、米株式市場が小売株を中心に売り込まれていることが重しになり、ユーロ円も138.13円まで売られ軟調に推移。もっとも、すでに1日で1円71銭も下落していることで、売りの勢いは徐々に弱まっている。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:136.28円 - 136.84円
ユーロドル:1.0108ドル - 1.0250ドル
ユーロ円:138.13円 - 139.84円


(松井)
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