東京外国為替市場概況・17時 ユーロドル、もみ合い

 27日午後の東京外国為替市場でユーロドルはもみ合い。17時時点では1.0139ドルと15時時点(1.0146ドル)と比べて0.0007ドル程度のユーロ安水準だった。欧州天然ガス価格の指標とされるオランダTTF天然ガス先物が連日で大幅上昇となるなか、欧州圏のインフレ悪化と景気減速への懸念を手掛かりに一時1.0128ドル付近まで下押しした。もっとも、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を控えて持ち高を傾けにくい面もあり、一方的に売りが進む展開にもならなかった。総じて1.0140ドルを挟んだ神経質な動きが続いている。

 ドル円は小高い。17時時点では136.97円と15時時点(136.90円)と比べて7銭程度のドル高水準だった。欧米株価指数の上昇を受けて再び137円台を回復する場面もあったが、欧州勢の参入後も積極的に買いを進める展開にはなっていない。

 ユーロ円は17時時点では138.88円と15時時点(138.91円)と比べて3銭程度のユーロ安水準だった。ユーロドルと同様に一時138.73円付近まで弱含む場面があったが、売りの勢いも限られた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:136.80円 - 137.14円
ユーロドル:1.0116ドル - 1.0158ドル
ユーロ円:138.44円 - 139.08円

(岩間)
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