欧州マーケットダイジェスト・28日 株高安まちまち・円高
(28日終値:29日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=134.45円(28日15時時点比▲0.91円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=136.60円(▲1.73円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0160ドル(▲0.0059ドル)
FTSE100種総合株価指数:7345.25(前営業日比▲2.98)
ドイツ株式指数(DAX):13282.11(△115.73)
10年物英国債利回り:1.868%(▲0.093%)
10年物独国債利回り:0.826%(▲0.120%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>
6月仏卸売物価指数(PPI)
前月比 1.3% ▲0.3%・改
7月ユーロ圏消費者信頼感指数(確定値)▲27.0 ▲27.0
7月ユーロ圏経済信頼感指数 99.0 103.5・改
7月独消費者物価指数(CPI)速報値
前月比 0.9% 0.1%
前年比 7.5% 7.6%
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は売り優勢。欧州序盤は静かな動きとなり、総じて135円台半ばを中心としたもみ合いが続いた。ただ、NY時間に入り、4-6月米国内総生産(GDP)速報値が前期比年率0.9%減と市場予想(0.5%増)を下回り、2四半期連続のマイナス成長、景気後退(リセッション)入りとなったことをきっかけに急落。米中長期金利の急低下とともに節目の135円を割り込み、その後も目立った戻りも見られないまま、1時前には一時134.34円と6月23日以来、約1カ月ぶりの安値を付けた。
なお、イエレン米財務長官は記者会見で「GDPはあくまで遅行指標であり、その先を見ることが重要」「大幅な景気減速と雇用喪失は見られない」「米金融当局はインフレ抑制で正しい措置を講じている」と前向きな見解を示した。
・ユーロ円は軟調。エネルギー価格高騰による欧州景気減速懸念が根強く残るなか、全般ユーロ安が進んだ流れに沿った。低調な米経済指標を受けてドル円が売り込まれたことにつれた面もあり、一時136.38円と5月30日以来の安値を付けた。一巡後は急ピッチで下げた反動から買い戻しも見られたが、戻りは限定的だった。
・ユーロドルは下げ渋り。序盤からユーロが全面安となった流れから一時1.0114ドルまで下落したが、NY市場に入るとドル円の下落を受けて1.0170ドル台まで反発。その後は1.01ドル台半ばを中心としたもみ合いに終始した。
・ロンドン株式相場は反落。米連邦公開市場委員会(FOMC)後にパウエル米連邦準備銀行(FRB)議長が利上げペース減速の可能性を示唆したことで昨日の米国株が大幅上昇したため、英国株も好感して買いが先行した。ただ、天然ガス供給懸念から欧州経済の景気減速懸念が根強いなかで一巡後は戻り売りに押された。不動産やサービス関連株が買われた半面、ヘルスケアや金融株はさえなかった。
・フランクフルト株式相場は続伸。昨日の米国株高を背景に序盤から買いが強まり、引けにかけては一段と上げ幅を拡大した。個別では、フォルクスワーゲン(3.67%高)やドイツ銀行(3.55%高)が買われた半面、フレゼニウス・メディカル・ケア(14.41%安)やエアバス(2.92%安)は下げた。
・欧州債券相場は上昇。
(越後)
ドル・円相場:1ドル=134.45円(28日15時時点比▲0.91円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=136.60円(▲1.73円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0160ドル(▲0.0059ドル)
FTSE100種総合株価指数:7345.25(前営業日比▲2.98)
ドイツ株式指数(DAX):13282.11(△115.73)
10年物英国債利回り:1.868%(▲0.093%)
10年物独国債利回り:0.826%(▲0.120%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>
6月仏卸売物価指数(PPI)
前月比 1.3% ▲0.3%・改
7月ユーロ圏消費者信頼感指数(確定値)▲27.0 ▲27.0
7月ユーロ圏経済信頼感指数 99.0 103.5・改
7月独消費者物価指数(CPI)速報値
前月比 0.9% 0.1%
前年比 7.5% 7.6%
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は売り優勢。欧州序盤は静かな動きとなり、総じて135円台半ばを中心としたもみ合いが続いた。ただ、NY時間に入り、4-6月米国内総生産(GDP)速報値が前期比年率0.9%減と市場予想(0.5%増)を下回り、2四半期連続のマイナス成長、景気後退(リセッション)入りとなったことをきっかけに急落。米中長期金利の急低下とともに節目の135円を割り込み、その後も目立った戻りも見られないまま、1時前には一時134.34円と6月23日以来、約1カ月ぶりの安値を付けた。
なお、イエレン米財務長官は記者会見で「GDPはあくまで遅行指標であり、その先を見ることが重要」「大幅な景気減速と雇用喪失は見られない」「米金融当局はインフレ抑制で正しい措置を講じている」と前向きな見解を示した。
・ユーロ円は軟調。エネルギー価格高騰による欧州景気減速懸念が根強く残るなか、全般ユーロ安が進んだ流れに沿った。低調な米経済指標を受けてドル円が売り込まれたことにつれた面もあり、一時136.38円と5月30日以来の安値を付けた。一巡後は急ピッチで下げた反動から買い戻しも見られたが、戻りは限定的だった。
・ユーロドルは下げ渋り。序盤からユーロが全面安となった流れから一時1.0114ドルまで下落したが、NY市場に入るとドル円の下落を受けて1.0170ドル台まで反発。その後は1.01ドル台半ばを中心としたもみ合いに終始した。
・ロンドン株式相場は反落。米連邦公開市場委員会(FOMC)後にパウエル米連邦準備銀行(FRB)議長が利上げペース減速の可能性を示唆したことで昨日の米国株が大幅上昇したため、英国株も好感して買いが先行した。ただ、天然ガス供給懸念から欧州経済の景気減速懸念が根強いなかで一巡後は戻り売りに押された。不動産やサービス関連株が買われた半面、ヘルスケアや金融株はさえなかった。
・フランクフルト株式相場は続伸。昨日の米国株高を背景に序盤から買いが強まり、引けにかけては一段と上げ幅を拡大した。個別では、フォルクスワーゲン(3.67%高)やドイツ銀行(3.55%高)が買われた半面、フレゼニウス・メディカル・ケア(14.41%安)やエアバス(2.92%安)は下げた。
・欧州債券相場は上昇。
(越後)