ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ユーロドル、弱含み

 2日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは弱含み。24時時点では1.0199ドルと22時時点(1.0212ドル)と比べて0.0013ドル程度のユーロ安水準だった。米長期金利の上昇をきっかけにユーロ売り・ドル買いが先行。前日の安値1.0205ドルを下抜けて一時1.0181ドルまで下げ足を速めた。デイリー米サンフランシスコ連銀総裁が「FRBのインフレ対策は終了からほど遠い」「利上げペースを緩めるか、現在のペースを維持するかを判断するために今後のデータを注視する」と発言したこともドル買いを誘った。

 ドル円はしっかり。24時時点では131.72円と22時時点(130.74円)と比べて98銭程度のドル高水準だった。ペロシ米下院議長の台湾訪問を巡り、米中関係の緊張を警戒した動きも見られたが、米長期金利の上昇に伴う円売り・ドル買いが強まると一時131.88円と日通し高値を付けた。ペロシ米下院議長の台湾到着が伝わると、米国株の買い戻しとともにドル円にも買い戻しが入った。

 ユーロ円は24時時点では134.34円と22時時点(133.52円)と比べて82銭程度のユーロ高水準。21時30分過ぎに一時133.40円と5月13日以来の安値を付けたものの、売り一巡後は買い戻しが優勢に。ドル円の上昇につれた買いが入り、一時134.51円付近まで値を戻した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:130.41円 - 131.88円
ユーロドル:1.0181ドル - 1.0294ドル
ユーロ円:133.40円 - 135.23円

(中村)
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