ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、堅調

 3日のニューヨーク外国為替市場でドル円は堅調。24時時点では134.38円と22時時点(133.58円)と比べて80銭程度のドル高水準だった。23時発表の7月米ISM非製造業指数が56.7と予想の53.5を上回ったことが分かると、円売り・ドル買いで反応。アジア時間の高値133.90円を上抜けて、一時134.55円まで上値を伸ばした。6月米製造業新規受注が前月比2.0%増と予想の1.1%増を上回ったことも相場の支援材料。米10年債利回りは一時2.84%台まで上昇する場面があった。

 ユーロドルは軟調。24時時点では1.0130ドルと22時時点(1.0185ドル)と比べて0.0055ドル程度のユーロ安水準だった。良好な米経済指標をきっかけに米金利上昇とドル高が進んだ流れに沿った。24時前に一時1.0125ドルと日通し安値を更新した。

 ユーロ円は強含み。24時時点では136.13円と22時時点(136.06円)と比べて7銭程度のユーロ高水準。台湾情勢を巡る過度な懸念が緩む中、株高と円安が進行。23時30分前に一時136.42円と本日高値を付けた。
 ユーロ円以外のクロス円も堅調だった。ポンド円は一時163.06円、豪ドル円は92.98円、NZドル円は83.81円、カナダドル円は104.58円、トルコリラ円は7.49円まで値を上げた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:132.29円 - 134.55円
ユーロドル:1.0125ドル - 1.0210ドル
ユーロ円:134.84円 - 136.42円

(中村)
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