今日の株式見通し-軟調か 日米で大手半導体株にネガティブなニュース

 東京市場は軟調か。米国株はまちまち。ダウ平均が上昇し、S&P500とナスダックが下落。ダウ平均は29ドル高の32832ドルで取引を終えた。強めに始まったものの、エヌビディアが下方修正を発表して大幅安となったことでセンチメントが悪化。3指数とも前半の貯金を吐き出し、安値圏で取引を終えた。ドル円は足元134円90銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて115円安の28125円、ドル建てが100円安の28140円で取引を終えた。

 エヌビディアは6%を超える下落となった。国内でもきのう引け後に東京エレクトロンが減益決算を発表。ADRでは大幅安となっており、半導体を中心にハイテク株が売られることになるだろう。米国株の引け味も悪く、全体でも直近の上昇に対するクールダウンの動きが出てくると思われる。一方、INPEXが大幅上方修正や自己株取得を発表しており、ADRでは大幅高。NY原油が90ドル台を回復しており、米国ではエネルギー株が強かった。弱い地合いにはなるだろうが、市況関連を中心にバリュー株には買いが入ると見込まれる。グロースからバリューへのシフトが進むこで、指数は水準を切り下げて始まった後は底堅く推移すると予想する。日経平均の予想レンジは28050円-28300円
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