ニューヨーク外国為替市場概況・4時 ドル円、しっかり

 11日のニューヨーク外国為替市場でドル円はしっかり。4時時点では132.93円と2時時点(132.77円)と比べて16銭程度のドル高水準だった。米長期金利が上昇の勢いを強め、米10年債利回りは一時7月22日以来の2.90%台まで上げ幅を広げた。米金利の動きに後押しされて、ドル円は133.11円まで買われた。

 ユーロドルは上値が重い。4時時点では1.0324ドルと2時時点(1.0330ドル)と比べて0.0006ドル程度のユーロ安水準だった。米長期金利の上昇が依然として重しとなり、1.0310ドルまでユーロ売りドル買いが進んだ。またポンドドルも23時台につけた1.2249ドルを頭に1.2191ドル付近まで下押しした。

 ユーロ円はじり高。4時時点では137.24円と2時時点(137.16円)と比べて8銭程度のユーロ高水準。137.29円まで日通し高値を更新し、その後の押しも限定された。

 なお、メキシコペソは上昇が一服。メキシコ中銀は本日、市場予想通りに政策金利を7.75%から8.50%に引き上げた。金利発表前から強含んでいたメキシコペソだが、利上げを確認すると利食いの売りが優勢となった。対ドルでは19.90ペソ台から19.96ペソ台まで戻し、対円でも6.68円を頭に6.66円付近まで下押しした。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:131.74円 - 133.31円
ユーロドル:1.0276ドル - 1.0364ドル
ユーロ円:136.31円 - 137.29円


(小針)
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