今日の株式見通し-堅調か 米7月CPIはインフレ懸念を和らげる材料に
東京市場は堅調か。米国株は10日に大幅高となり、11日はまちまち。注目の米7月消費者物価指数(CPI)は前年比で+8.5%と6月分の9.1%から伸びが鈍化。これが10日の大幅高につながった。11日は買いが先行したものの、インフレを警戒する要人発言などを受けて米長期金利が上昇したことから失速し、S&P500とナスダックが下落で終えた。ダウ平均は10日に535ドル高となり、11日は27ドル高の33336ドルで取引を終えた。ドル円は足元132円90銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて330円高の28120円、ドル建てが340円高の28130円で取引を終えた。
7月CPIが強い内容となって9月FOMCで1%利上げの観測が浮上することが株式市場の懸念材料であったが、今回の結果によってその見方は大きく後退した。日本株は10日の米国株の大幅高を好感した買いが入ると予想する。祝日前にはCPIを警戒して売りも出ていただけに、買い戻しも入りやすい。11日の米国株が微妙な反応となったこと、米長期金利がこの2日間で均せば上昇基調であったことなどから、上に値幅が出た際には戻り売りも出てくるとは思われる。ただ、米国株がCPIを消化して大幅高となったことで、6月が当面の底になった可能性が高まってきた。日経平均も28000円台回復が濃厚で、終日しっかりとした動きが続くだろう。日経平均の予想レンジは27900円-28250円
7月CPIが強い内容となって9月FOMCで1%利上げの観測が浮上することが株式市場の懸念材料であったが、今回の結果によってその見方は大きく後退した。日本株は10日の米国株の大幅高を好感した買いが入ると予想する。祝日前にはCPIを警戒して売りも出ていただけに、買い戻しも入りやすい。11日の米国株が微妙な反応となったこと、米長期金利がこの2日間で均せば上昇基調であったことなどから、上に値幅が出た際には戻り売りも出てくるとは思われる。ただ、米国株がCPIを消化して大幅高となったことで、6月が当面の底になった可能性が高まってきた。日経平均も28000円台回復が濃厚で、終日しっかりとした動きが続くだろう。日経平均の予想レンジは27900円-28250円