ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、もみ合い

 12日のニューヨーク外国為替市場でドル円はもみ合い。24時時点では133.71円と22時時点(133.68円)と比べて3銭程度のドル高水準だった。米ミシガン大学が発表した8月消費者態度指数(速報値)が55.1と予想の52.5を上回ったことで、円売り・ドル買いが先行し一時133.87円付近まで上げたものの、日通し高値133.89円には届かなかった。23時30分過ぎには133.44円付近まで押し戻された。市場では「夏季休暇に入っている投資家が多く、商いは低調だった」との声が聞かれた。
 なお、ミシガン大が併せて発表した消費者の期待インフレ率は、1年先が5.0%と予想の5.1%を下回った一方、5年先が3.0%と予想の2.8%を上回った。

 ユーロドルは軟調。24時時点では1.0245ドルと22時時点(1.0270ドル)と比べて0.0025ドル程度のユーロ安水準だった。良好な米経済指標を手掛かりにユーロ売り・ドル買いが出たほか、ユーロスイスフラン中心にユーロクロスが下落した影響を受けて、24時前に一時1.0239ドルと日通し安値を更新した。
 なお、ユーロスイスフランは一時0.9668スイスフランと2015年1月のスイスショック以来の安値を更新した。

 ユーロ円はさえない。24時時点では136.99円と22時時点(137.30円)と比べて31銭程度のユーロ安水準。全般ユーロ売りが進んだ流れに沿って一時136.89円と本日安値を付けた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:132.89円 - 133.89円
ユーロドル:1.0239ドル - 1.0327ドル
ユーロ円:136.89円 - 137.72円

(中村)
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