NY為替見通し=ウォラーFRB理事発言と8月米NY連銀製造業景気指数に要注目か
本日のNY為替市場のドル円は、ウォラーFRB理事の発言と米国8月ニューヨーク連銀製造業景気指数を見極める展開が予想される。
ウォラーFRB理事は「Money, Banking, Payments, and Finance」のイベントで約10分程度の開会挨拶をする予定となっている。7月の消費者物価指数や卸売物価指数が鈍化していたことへの言及に要注目か。
米国8月ニューヨーク連銀製造業景気指数は+5.5と予想されており、7月の+11.1からの低下が見込まれている。また、7月は好調だった「雇用」指数や、低下していた「物価」指数の変化にも要注目となる。ニューヨーク州の製造業の景況感であるため、全米レベルでの景況感を反映する数字ではないものの、ネガティブサプライズだった場合は、先行指標との意味合いから要警戒となる。
パウエルFRB議長は7月27日の会見で、具体的なフォワードガイダンスは示さずに、「今後の利上げについてはデータ次第であり、会合ごとに判断される」と説明した。
9月20-21日のFOMCまでには重要な雇用・物価データが以下の通り5つある。
・7月雇用統計(8/5発表):失業率3.5%で0.75%の利上げを正当化
・7月消費者物価指数(CPI)(8/10発表):前年比+8.5%で0.50%の利上げ確率上昇
・7月PCE総合価格指数(8/26)※米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として注視
・8月雇用統計(9/2)
・8月消費者物価指数(9/13)
ドル円のテクニカル分析では、5月24日の126.36円から7月14日の139.39円まで上昇した後、61.8%押しの131.34円を下回り、130.41円まで下落した後、135.58円まで反発して、調整局面を形成しつつある。一目均衡表では、転換線(133.66円)や基準線(134.90円)を下回り、遅行スパンは逆転したままで、雲の中(上限135.17円・下限132.06円)で推移していることで、売りシグナルが優勢な展開となっている。
・想定レンジ上限
ドル円の上値の目処(めど)は、8月12日の高値の133.89円。
・想定レンジ下限
ドル円の下値の目処(めど)は、雲の下限の132.06円。
(山下)
ウォラーFRB理事は「Money, Banking, Payments, and Finance」のイベントで約10分程度の開会挨拶をする予定となっている。7月の消費者物価指数や卸売物価指数が鈍化していたことへの言及に要注目か。
米国8月ニューヨーク連銀製造業景気指数は+5.5と予想されており、7月の+11.1からの低下が見込まれている。また、7月は好調だった「雇用」指数や、低下していた「物価」指数の変化にも要注目となる。ニューヨーク州の製造業の景況感であるため、全米レベルでの景況感を反映する数字ではないものの、ネガティブサプライズだった場合は、先行指標との意味合いから要警戒となる。
パウエルFRB議長は7月27日の会見で、具体的なフォワードガイダンスは示さずに、「今後の利上げについてはデータ次第であり、会合ごとに判断される」と説明した。
9月20-21日のFOMCまでには重要な雇用・物価データが以下の通り5つある。
・7月雇用統計(8/5発表):失業率3.5%で0.75%の利上げを正当化
・7月消費者物価指数(CPI)(8/10発表):前年比+8.5%で0.50%の利上げ確率上昇
・7月PCE総合価格指数(8/26)※米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として注視
・8月雇用統計(9/2)
・8月消費者物価指数(9/13)
ドル円のテクニカル分析では、5月24日の126.36円から7月14日の139.39円まで上昇した後、61.8%押しの131.34円を下回り、130.41円まで下落した後、135.58円まで反発して、調整局面を形成しつつある。一目均衡表では、転換線(133.66円)や基準線(134.90円)を下回り、遅行スパンは逆転したままで、雲の中(上限135.17円・下限132.06円)で推移していることで、売りシグナルが優勢な展開となっている。
・想定レンジ上限
ドル円の上値の目処(めど)は、8月12日の高値の133.89円。
・想定レンジ下限
ドル円の下値の目処(めど)は、雲の下限の132.06円。
(山下)