株式明日の戦略-ダウは200日線上に浮上、あとはSOX指数の動き次第
16日の日経平均は3日ぶりの小幅反落。終値は2円安の28868円。12日と15日の2営業日で1000円を超える上昇となり、短期的な過熱感から利益確定売りが優勢となった。一方、売り一巡後はプラス圏に浮上し、一時28900円台まで上値を伸ばしたが買いは続かず。後場に入ると、前日終値を挟んだ動きが続いた。
業種別ではその他製品、空運、サービスなどが上昇した一方、海運の下げが目立ち、原油安を背景に石油石炭製品や鉱業が下落した。
東証プライムの売買代金は概算で2兆4000億円、騰落銘柄数は値上がり790/値下がり953だった。値上がり率上位では、アマゾンや三井物産と資本業務提携すると発表したアイスタイルがストップ高で比例配分。レアジョブは業績好調で第一四半期の通期計画に対する進ちょくの良さが好感され、ストップ高まで買い進まれた。通期最終益の上方修正や自社株買いも発表した日機装が急騰、ギフティは決算好感に続き証券会社による目標株価引き上げが材料視され、商い増加を伴い大幅続伸。旧村上系が株式の51%を取得する可能性があることを示唆したことで買収防衛策を導入する方針と発表したジャフコグループに短期資金が向かった。
一方、値下がり率上位では、今期第一四半期の減益発表でUMCエレクトロニクスが大幅安。テスホールディングスが23.6期通期の減益見通しが嫌気され10%を超える下落率となった。決算好感で前日大幅高の恵和が証券会社による目標株価引き下げで大幅に反落。海運株が市況のピークアウト懸念を背景に売りに押された。
日経平均は高値圏で小動き。どちらかというとしっかりの相場展開となった。値下がり銘柄の方が多かったが、ほぼ前日と同じ騰落比であった。
あすも強地合いに変化はなさそうだ。小型株の業績モメンタム株や、証券会社の決算後の評価リポートなどを材料に個別物色が続くことが予想される。あとは、昨晩のNY株式市場ではダウ平均が約4カ月ぶりに200日線を上回っており、今晩の米主要指数のポジティブな値動きにつながるかどうか。米7月住宅着工件数や米7月鉱工業生産の発表があるほか、寄り前には小売大手のホーム・デポとウォルマートの決算発表が予定されており、インフレの業績への影響に注目が集まる。
一方、米半導体株指数(SOX指数)の動向に注目だ。ハイテク株主体のナスダックは6月の戻り高値を超えた一方、SOX指数は依然として超えてない。ダウの200日線超えで出遅れ感が一段と意識されるかがポイントとなる。このところさえない動きが続く、東京エレクトロンやアドバンテストなどの半導体関連が、海外からの刺激でリバウンド歩調を強めると、日経平均の1月につけた年初来高値までの上昇は今週中にも可能だろう。
業種別ではその他製品、空運、サービスなどが上昇した一方、海運の下げが目立ち、原油安を背景に石油石炭製品や鉱業が下落した。
東証プライムの売買代金は概算で2兆4000億円、騰落銘柄数は値上がり790/値下がり953だった。値上がり率上位では、アマゾンや三井物産と資本業務提携すると発表したアイスタイルがストップ高で比例配分。レアジョブは業績好調で第一四半期の通期計画に対する進ちょくの良さが好感され、ストップ高まで買い進まれた。通期最終益の上方修正や自社株買いも発表した日機装が急騰、ギフティは決算好感に続き証券会社による目標株価引き上げが材料視され、商い増加を伴い大幅続伸。旧村上系が株式の51%を取得する可能性があることを示唆したことで買収防衛策を導入する方針と発表したジャフコグループに短期資金が向かった。
一方、値下がり率上位では、今期第一四半期の減益発表でUMCエレクトロニクスが大幅安。テスホールディングスが23.6期通期の減益見通しが嫌気され10%を超える下落率となった。決算好感で前日大幅高の恵和が証券会社による目標株価引き下げで大幅に反落。海運株が市況のピークアウト懸念を背景に売りに押された。
日経平均は高値圏で小動き。どちらかというとしっかりの相場展開となった。値下がり銘柄の方が多かったが、ほぼ前日と同じ騰落比であった。
あすも強地合いに変化はなさそうだ。小型株の業績モメンタム株や、証券会社の決算後の評価リポートなどを材料に個別物色が続くことが予想される。あとは、昨晩のNY株式市場ではダウ平均が約4カ月ぶりに200日線を上回っており、今晩の米主要指数のポジティブな値動きにつながるかどうか。米7月住宅着工件数や米7月鉱工業生産の発表があるほか、寄り前には小売大手のホーム・デポとウォルマートの決算発表が予定されており、インフレの業績への影響に注目が集まる。
一方、米半導体株指数(SOX指数)の動向に注目だ。ハイテク株主体のナスダックは6月の戻り高値を超えた一方、SOX指数は依然として超えてない。ダウの200日線超えで出遅れ感が一段と意識されるかがポイントとなる。このところさえない動きが続く、東京エレクトロンやアドバンテストなどの半導体関連が、海外からの刺激でリバウンド歩調を強めると、日経平均の1月につけた年初来高値までの上昇は今週中にも可能だろう。