NY為替見通し=米7月米住宅着工件数とカナダ7月CPIに要注目か
本日のNY為替市場のドル円は、米国7月住宅着工件数・建設許可件数のネガティブサプライズに警戒する展開が予想される。
米国7月住宅着工件数は152.8万件、前月比▲2.0%と予想され、建設許可件数は164.0万件、前月比▲3.3%と予想されている。米国の住宅市場は、建設費の拡大や住宅ローン金利の上昇を受けて悪化基調にあり、ネガティブサプライズに要警戒となる。
原油価格の下落を受けて軟調に推移している加ドルは、7月カナダ消費者物価指数(CPI)に要注目となる。7月カナダCPIは、前年比+7.6%と予想されており、6月の前年比+8.1%からの鈍化が見込まれている。カナダ中銀(BOC)は、利上げ後の声明で「インフレは一段と高く持続的になっている」と言及していたものの、米国と同様に原油価格の反落基調を受けて、カナダのインフレ率も上昇一服となる可能性が高まっている。もし、予想通りにインフレ率の鈍化が確認された場合、過度な金利上昇への警戒感が後退することになる。
ドル円のテクニカル分析では、5月24日の126.36円から7月14日の139.39円まで上昇した後、61.8%押しの131.34円を下回り、130.41円まで下落した後、135.58円まで反発して、調整局面を形成しつつある。一目均衡表では、転換線(133.66円)や基準線(134.90円)を下回り、遅行スパンは逆転したままで、雲の中(上限135.44円・下限132.06円)で推移していることで、売りシグナルが優勢な展開となっている。
加ドル円のテクニカル分析では、6月8日の高値107.21円と7月21日の高値107.65円でダブル・トップを形成しており、雲の中(上限104.60円・下限102.51円)で推移していることで、売りシグナルが優勢な展開となっている。
・想定レンジ上限
ドル円の上値の目処(めど)は、一目・基準線の134.90円。加ドル円の上値の目処は、雲の上限の104.60円。
・想定レンジ下限
ドル円の下値の目処(めど)は、雲の下限の132.06円。加ドル円の下値の目処は、雲の下限の102.51円。
(山下)
米国7月住宅着工件数は152.8万件、前月比▲2.0%と予想され、建設許可件数は164.0万件、前月比▲3.3%と予想されている。米国の住宅市場は、建設費の拡大や住宅ローン金利の上昇を受けて悪化基調にあり、ネガティブサプライズに要警戒となる。
原油価格の下落を受けて軟調に推移している加ドルは、7月カナダ消費者物価指数(CPI)に要注目となる。7月カナダCPIは、前年比+7.6%と予想されており、6月の前年比+8.1%からの鈍化が見込まれている。カナダ中銀(BOC)は、利上げ後の声明で「インフレは一段と高く持続的になっている」と言及していたものの、米国と同様に原油価格の反落基調を受けて、カナダのインフレ率も上昇一服となる可能性が高まっている。もし、予想通りにインフレ率の鈍化が確認された場合、過度な金利上昇への警戒感が後退することになる。
ドル円のテクニカル分析では、5月24日の126.36円から7月14日の139.39円まで上昇した後、61.8%押しの131.34円を下回り、130.41円まで下落した後、135.58円まで反発して、調整局面を形成しつつある。一目均衡表では、転換線(133.66円)や基準線(134.90円)を下回り、遅行スパンは逆転したままで、雲の中(上限135.44円・下限132.06円)で推移していることで、売りシグナルが優勢な展開となっている。
加ドル円のテクニカル分析では、6月8日の高値107.21円と7月21日の高値107.65円でダブル・トップを形成しており、雲の中(上限104.60円・下限102.51円)で推移していることで、売りシグナルが優勢な展開となっている。
・想定レンジ上限
ドル円の上値の目処(めど)は、一目・基準線の134.90円。加ドル円の上値の目処は、雲の上限の104.60円。
・想定レンジ下限
ドル円の下値の目処(めど)は、雲の下限の132.06円。加ドル円の下値の目処は、雲の下限の102.51円。
(山下)