東京外国為替市場概況・10時 ドル円、上値重い

 17日の東京外国為替市場でドル円は上値が重い。10時時点では134.13円とニューヨーク市場の終値(134.22円)と比べて9銭程度のドル安水準だった。日経平均株価が1月以来となる2万9000円台を回復するなど堅調推移となったほか、時間外の米10年債利回りが一時2.82%台まで上昇したことをながめ、9時過ぎには134.43円まで値を上げた。もっとも、その後は「国内輸出勢からの売りが観測された」との声も聞かれるなか、134.05円まで失速した。

 ユーロドルは動意薄。10時時点では1.0170ドルとニューヨーク市場の終値(1.0171ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ安水準だった。1.0170ドルを挟んだ水準で動意を欠いた。
 なお、NZドル米ドルは0.6337米ドルまでやや弱含む動き。日本時間11時にはニュージーランド準備銀行(RBNZ)の政策金利発表が予定されている。

 ユーロ円は10時時点では136.41円とニューヨーク市場の終値(136.50円)と比べて9銭程度のユーロ安水準だった。9時過ぎに136.71円まで上昇後したが、その後はドル円と同様に買いも一服。136.34円まで押し戻された。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:134.05円 - 134.43円
ユーロドル:1.0166ドル - 1.0175ドル
ユーロ円:136.34円 - 136.71円

(岩間)
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