欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、強含み

 16日の欧州外国為替市場でドル円は強含み。22時時点では134.59円と20時時点(134.20円)と比べて39銭程度のドル高水準だった。米7月住宅着工許可件数は予想を下回る144.6万件だったものの、建設許可件数が予想を上回る167.4万件だったこと、米10年債利回りが2.83%台まで上昇したことで、一時134.68円まで上値を伸ばした。

 ユーロドルは小幅高。22時時点では1.0143ドルと20時時点(1.0133ドル)と比べて0.0010ドル程度のユーロ高水準だった。ドイツ10年債利回りの上昇を受けて、本日のNYカットオプションの1.0140ドル付近で強含みに推移した。

 ユーロ円は強含み。22時時点では136.52円と20時時点(135.99円)と比べて53銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の上昇に連れ高となり、一時136.56円まで上値を伸ばした。
 円は全面安の展開となり、豪ドル円は94.27円、ポンド円は162.32円、NZドル円は85.15円まで円安に推移した。

 時間外のWTI原油先物相場が一時90ドル台前半まで上昇したこと、カナダの7月の消費者物価指数が予想通りに前年比+7.6%だったことで、ドル/加ドルは1.2882加ドル、加ドル円は104.42円まで加ドル高に推移した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:132.95円 - 134.68円
ユーロドル:1.0123ドル - 1.0170ドル
ユーロ円:134.95円 - 136.56円

(山下)
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