欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、売り優位

 10日の欧州外国為替市場でドル円は売り優位。22時時点では133.13円と20時時点(134.97円)と比べて1円84銭程度のドル安水準だった。7月米消費者物価指数(CPI)がコア指数とともに市場予想を下回る結果となったことを受け、米金利の大幅低下とともに、為替市場ではドルが独歩安となった。
 米10年債利回りが2.66%台、米2年債利回りが3.07%台まで低下するなか、一時132.69円まで急落した。

 ユーロドルは買い優勢。22時時点では1.0324ドルと20時時点(1.0241ドル)と比べて0.0083ドル程度のユーロ高水準だった。ドルが全面安となった流れに沿って、一時1.0346ドルと7月5日以来の高値を更新した。
 また、ポンドドルも1.2251ドルまで急伸。米ドルカナダドルは1.2818カナダドルの安値まで米ドル安・カナダドル高が進んだ。

 ユーロ円は軟調。22時時点では137.47円と20時時点(138.26円)と比べて79銭程度のユーロ安水準だった。米CPIの発表直後はドル円の下落につれて一時136.93円まで売りに押された。もっとも、一巡後はユーロドルの上昇やダウ先物の急騰などの影響も受けたため、いったんは下げ止まった。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:132.69円 - 135.30円
ユーロドル:1.0202ドル - 1.0346ドル
ユーロ円:136.93円 - 138.40円

(岩間)
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