欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、じり安

 11日の欧州外国為替市場でドル円はじり安。22時時点では131.93円と20時時点(132.63円)と比べて70銭程度のドル安水準だった。米長期金利の低下とともにNY勢の参入後もドル売りが先行。7月米卸売物価指数(PPI)が総じて市場予想を下回ったことが分かると、米10年債利回りが一時2.72%台まで低下するなか、131.74円まで本日安値を更新した。米長期金利がその後は低下一服となったことで132.20円台まで下げ渋る場面も見られたが、ドル売りの流れが続く中で戻りは限られた。

 ユーロドルは底堅い。22時時点では1.0346ドルと20時時点(1.0337ドル)と比べて0.0009ドル程度のユーロ高水準だった。全般にドル売りが進んだ流れに沿って、一時1.0352ドルまで本日高値を更新した。

 ユーロ円は軟調。22時時点では136.51円と20時時点(137.10円)と比べて59銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の下落につれて円買い・ユーロ売りが進み、米PPIの発表後には136.31円まで下押す場面も見られた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:131.74円 - 133.31円
ユーロドル:1.0276ドル - 1.0352ドル
ユーロ円:136.31円 - 137.14円

(岩間)
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