欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、本日高値を更新

 12日の欧州外国為替市場でドル円は本日高値を更新。20時時点では133.60円と17時時点(133.26円)と比べて34銭程度のドル高水準だった。次回の連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げが50bpにとどまるとの見方を市場が強めていることに対し、連邦準備理事会(FRB)当局者からけん制発言が出ていたほか、欧州株やダウ先物の底堅さが支援材料。一時133.72円まで上昇した。

 ユーロ円も底堅い。20時時点では137.50円と、17時時点(137.22円)と比べて28銭程度のユーロ高水準だった。株式市場の底堅い動きを好感したリスク選好の円売りもあって、ドル円の円安推移に追随。一時137.59円前後と、東京タイムにつけた本日高値137.62円に迫った。

 ユーロドルは安値もみ合い。20時時点では1.0291ドルと17時時点(1.0297ドル)と比べて0.0006ドル程度のユーロ安水準だった。対円でドルの戻りが重しとなり、一時1.0285ドルまでユーロ安・ドル高。ただ、ユーロ円の上昇が下落の加速を防いでいる。

 ポンドは軟調。欧州入りにかけては、予想を上回る英経済指標を受けて買われたが失速している。FRB当局者らのタカ派発言がドルの下支えとなるなか、上値の重い動き。ユーロポンドでのユーロ買い・ポンド売りも上値を圧迫し、ポンドドルは1.2116ドルまで下押し、ポンド円も161.81円まで連れ安となった。ユーロポンドは0.8493ポンドまでポンド安推移。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:132.89円 - 133.72円
ユーロドル:1.0285ドル - 1.0327ドル
ユーロ円:137.11円 - 137.62円

(関口)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。