欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、買い戻し

 30日の欧州外国為替市場でドル円は買い戻し。22時時点では138.49円と20時時点(138.25円)と比べて24銭程度のドル高水準だった。米・中長期金利が低下傾向を維持したほか、原油先物価格の下落でカナダドル円などクロス円が下げたことにつれた面もあり、一時138.05円まで値を下げた。ただ、138円割れを死守すると、米金利が一転上昇するにつれて138.50円台まで切り返すなど、金利動向に振らされている。

 ユーロドルは上値が重い。22時時点では1.0011ドルと20時時点(1.0031ドル)と比べて0.0020ドル程度のユーロ安水準だった。米・中長期金利の一転上昇に伴ってドル買い圧力が高まると1.0009ドル付近まで下押しした。
 なお、クノット・オランダ中銀総裁は「0.75%利上げに傾いているが、議論する余地はある」「今年後半の景気減速は不可避」などと述べた。

 ユーロ円は22時時点では138.65円と20時時点(138.68円)と比べて3銭程度のユーロ安水準だった。ドル相場となったため、138円台半ばで方向感がなかった。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:138.05円 - 138.78円
ユーロドル:0.9982ドル - 1.0055ドル
ユーロ円:138.26円 - 138.99円


(越後)
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