欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、堅調

 29日の欧州外国為替市場でユーロドルは堅調。22時時点では1.0008ドルと20時時点(0.9984ドル)と比べて0.0024ドル程度のユーロ高水準だった。天然ガス価格の下落をきっかけとした欧州序盤からの買い戻しの流れが継続。米10年債利回りが上昇幅を縮小したほか、フォンデアライエン欧州委員長が「電力市場への緊急介入を準備」と発言したことも支えとなり、一時1.0029ドルと日通し高値を付けた。

 ユーロ円も堅調。22時時点では138.62円と20時時点(138.29円)と比べて33銭程度のユーロ高水準だった。全般ユーロの買い戻しが継続したほか、全般円安が進んだこともサポートされ、一時138.84円と7月28日以来、約1カ月ぶりの高値を更新した。

 ドル円は方向感がない。22時時点では138.50円と20時時点(138.51円)と比べて1銭程度のドル安水準だった。対ユーロ主導でのドル売りに押される形で138.27円近辺まで下げる場面があった。ただ、クロス円が堅調に推移したため下値も限られた。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:137.37円 - 139.00円
ユーロドル:0.9914ドル - 1.0029ドル
ユーロ円:137.03円 - 138.84円


(越後)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。