欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、底堅い

 19日の欧州外国為替市場でドル円は底堅い。20時時点では136.86円と17時時点(136.65円)と比べて21銭程度のドル高水準だった。136.76円まで上昇した後は時間外の米10年債利回りが上昇幅を縮めたこともあり136.40円付近まで利食い売りに押された。ただ、対資源国通貨や対欧州通貨でドル買いが進んだ影響などから一巡後は再び強含み、一時136.89円まで再浮上した。

 ユーロドルは軟調。20時時点では1.0058ドルと17時時点(1.0090ドル)と比べて0.0032ドル程度のユーロ安水準だった。欧州株の下落などからユーロの上値は重いうえ、スタグフレーションリスクの高まりからポンドドルが一段と下落したことにつれた面もあり、一時1.0055ドルと7月15日以来の安値を更新した。
 なお、WTI原油先物価格が2%前後下落するなかで、カナダドルは対ドルで1.2992カナダドルまで米ドル高・カナダドル安が進んだ。

 ユーロ円は20時時点では137.65円と17時時点(137.89円)と比べて24銭程度のユーロ安水準だった。欧州株安が重しとなり、一時137.40円付近まで下げる場面があった。その後はドル円の上昇を支えに137.70円台まで下げ渋った。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:135.72円 - 136.89円
ユーロドル:1.0055ドル - 1.0096ドル
ユーロ円:136.94円 - 137.96円


(越後)
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