欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、強含み

 17日の欧州外国為替市場でドル円は強含み。22時時点では135.10円と20時時点(134.96円)と比べて14銭程度のドル高水準だった。米7月小売売上高は前月比変わらずと発表され、予想の前月比+0.1%を下回ったものの、自動車を除くが前月比+0.4%と予想の-0.1%を上回ったことで、一時135.39円まで上値を伸ばした。米10年債利回りは2.90%台まで上昇した。

 ユーロドルは小幅安。22時時点では1.0158ドルと20時時点(1.0174ドル)と比べて0.0016ドル程度のユーロ安水準だった。米10年債利回りが2.90%台まで上昇したことで、一時1.0146ドルまで下値を広げた。

 ユーロ円は小幅安。22時時点では137.24円と20時時点(137.31円)と比べて7銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の上昇に連れ高となり、一時137.46円まで上値を伸ばしたものの、ユーロドルが弱含みに推移したことで上値は限定的だった。

 ポンドドルは、英国7月の消費者物価指数が前年比+10.1%と、1982年以来40年ぶりの高水準を記録したことで、スタグフレーションへの警戒感が高まり、1.2143ドルから1.2049ドルまでじり安に推移した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:133.91円 - 135.39円
ユーロドル:1.0146ドル - 1.0186ドル
ユーロ円:136.27円 - 137.46円

(山下)
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